星たび> |
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◆ 金山巨石群 岐阜県益田郡金山町、飛騨川支流馬瀬川の上流。 人里から離れた山間に巨大な石が置き去りにされている。 一辺の差し渡しが数メートルの巨石が、数個組合わさっている場所が2個所。 1つは岩屋岩陰遺跡巨石群。あと1つは線刻石のある巨石群。静寂な木立の中に全容は隠されている。 この範囲にはほかにも多数の巨石が散在する。 明らかにひとの手で加工された古代の遺跡。石組みの間に人が入って余裕のある空間をもつ。 石組みの隙間から差し込む太陽の日射しは、決められた位置にスポットがあたる。 示された月日は4年ごとの閏年も計算された、驚くほど正確さ。 古代に造られた天文台か。日本のストーンヘンジか。 縄文時代か、あるいはもっと昔。それにしても、とてつもなく古い時代の文明の跡であろう。 |
◆ 「太陽の石」 巨石群のなか道路ぎわにあるひとつの巨石にズームイン。 南側上面は真っ平らな斜面。北に向かって35度の仰角。延長線は天の北極を指し示す。 すなわち地軸に平行。ということは、垂直方向は天の赤道に向いている。 もしこの面に垂直の棒を立てたとすれば、春分秋分の日の南中時に棒の影の長さは0になるはず。 この巨石は太陽を映す鏡のようだ。名付けて「太陽の石」。 北西面は、綺麗に切られた垂直の面。南西から北東方向に直線になっている。 その角度に重要な意味があることを知った。そのことについては、あらためて示したい。 無意味に見える周りの石にも、その位置に置かれるべき意味があるようだ。 これが本当なら古代人の天文知識は、現代人も驚くようなメッセージが隠されていることになる。 巨石に秘められた古代人の真のメッセージとは? 巨石群は古代人が我々にメッセージを伝えるタイムカプセルのように思える。 | ||
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金山巨石群を初めて訪ねたのは2002年11月。南面の傾斜35度を見つけ、北西面の42度方向の直線に何かの意味を感じて、延長線が大和を通ることを知りました。
このページは2003年5月にUPしています。このときは、古代の天の川の方向にはまだ気付いていません。 仮称「太陽の石」は、その後2004年に北極星をとらえた石として正式に「J石」と命名されました。 Copyright (C) 2003-2005 M.HIGUCHI All Rights Reserved. 製作・著作:星たび(樋口元康)
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