星たび

金山巨石群のJ石

金山巨石群 〜 太陽の石



金山巨石群
岐阜県益田郡金山町、飛騨川支流馬瀬川の上流。
人里から離れた山間に巨大な石が置き去りにされている。
一辺の差し渡しが数メートルの巨石が、数個組合わさっている場所が2個所。
1つは岩屋岩陰遺跡巨石群。あと1つは線刻石のある巨石群。静寂な木立の中に全容は隠されている。
この範囲にはほかにも多数の巨石が散在する。
明らかにひとの手で加工された古代の遺跡。石組みの間に人が入って余裕のある空間をもつ。
石組みの隙間から差し込む太陽の日射しは、決められた位置にスポットがあたる。
示された月日は4年ごとの閏年も計算された、驚くほど正確さ。
古代に造られた天文台か。日本のストーンヘンジか。
縄文時代か、あるいはもっと昔。それにしても、とてつもなく古い時代の文明の跡であろう。
「太陽の石」
巨石群のなか道路ぎわにあるひとつの巨石にズームイン。
南側上面は真っ平らな斜面。北に向かって35度の仰角。延長線は天の北極を指し示す。 すなわち地軸に平行。ということは、垂直方向は天の赤道に向いている。 もしこの面に垂直の棒を立てたとすれば、春分秋分の日の南中時に棒の影の長さは0になるはず。
この巨石は太陽を映す鏡のようだ。名付けて「太陽の石」。
北西面は、綺麗に切られた垂直の面。南西から北東方向に直線になっている。
その角度に重要な意味があることを知った。そのことについては、あらためて示したい。
無意味に見える周りの石にも、その位置に置かれるべき意味があるようだ。
これが本当なら古代人の天文知識は、現代人も驚くようなメッセージが隠されていることになる。 巨石に秘められた古代人の真のメッセージとは?
巨石群は古代人が我々にメッセージを伝えるタイムカプセルのように思える。
  • お世話になりました:小林由來さん
  • 公式HP:「金山巨石群と太陽暦」 (金山巨石群調査資料室)
  • お断り:「太陽の石」の名称はこのページだけで使用しています。公式には現在は無名称と思います。
  • 写真:(左2点)徳田紫穂さん (上)樋口元康
  • 2003.04 ミ★ 星空の旅人 ..;★;
    金山巨石群を初めて訪ねたのは2002年11月。南面の傾斜35度を見つけ、北西面の42度方向の直線に何かの意味を感じて、延長線が大和を通ることを知りました。 このページは2003年5月にUPしています。このときは、古代の天の川の方向にはまだ気付いていません。
    仮称「太陽の石」は、その後2004年に北極星をとらえた石として正式に「J石」と命名されました。
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